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藤村晃輝のコウキ心

原川は誰が出ても原川だから…

2017年04月17日更新

先月、富山県で行われた全国中学生ハンドボール選手権大会。大分県代表として原川中学校女子ハンドボール部(大分市)が出場しました。

全国各地の強豪を次々と破り快進撃をみせる原川中は、決勝で地元の富山県代表を下し、見事、初優勝を果たしました

おととしはベスト8、去年はベスト4だっただけに、まさに悲願の全国優勝となりました。

しかし、この快挙の舞台裏には実はあるドラマがあったのです

大会前の去年11月。

新チーム結成前から主力として活躍していた“2人のエース”が練習中に左足靭帯を損傷(岩本選手、萩尾選手)

チームからの離脱を余儀なくされました…一度は全国制覇という目標も諦めかけたそうです。

しかし残されたメンバーの心を突き動かしたのは“2人のエースのために戦う”ということでした。

「2人がケガをしたから負けるのは自分たちも悔しいから、2人のけがをプラスに変えたい(石川主将)」。

「原川は誰が出ても原川だから皆で頑張ろうと誓った(幡東選手)」。

特別な思いで臨んだ全国大会。

エースが不在の中、大会ではまだ経験の浅い1年生も出場。決勝では2点差の接戦をものにして、見事日本一に輝きました。

そして決勝では…さらにドラマが。

実はコーチが「2人のエースにこの全国大会の決勝の舞台に立たせてあげたい」と、

試合終了のラスト15秒、選手交代をして2人をコートへと送り出しました。

「まさか立てると思ってなくて、あっという間の15秒間でした(岩本選手)」。

「やっと日本一とれたという感じでした(萩尾選手)」。

まさにチーム全員で勝ち取った日本一の栄光でした。

原川中は現在、今年夏の全国大会に向けてすでに練習を再開していて、

得意の堅守速攻に更なる磨きをかけています。

さらに2人のエースも夏にはけがから復帰できそうだということです。

そして最後に石川主将に目標を聞くと、もちろんこの答えがかえってきました。

「夏の大会で、もう一度日本一に輝きます」

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