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院内クラスターなぜ発生? 専門家に聞く 今後は…

2020年03月26日 19:00更新
 県内で確認された新型コロナウイルスの感染者は現在、25人となっています。なぜ、病院内で感染が広がったのか。また、今後、県内でさらなる感染拡大の恐れはあるのか。専門家に聞きました。

 ウイルス感染症などの研究を行っている大分大学医学部の西園晃教授です。まず、コロナウイルスについて改めて聞きました。西園教授「コロナウイルスは子どもが専らかかる普通の風邪のウイルス。大人もかかる。今回の新型コロナウイルスはより病毒性を上げた。その病毒性は何かというと、肺の奥深くに炎症を引き起こし肺炎などを引き起こすという性質を新たに備えた新型のウイルス。インフルエンザだと通常期だと0.05%くらいの致死率。(新型コロナは)低いところでも1~2%。それと比べると20倍とか50倍とか」。

 今回、大分医療センターではなぜ病院内で感染が広がったのでしょうか。
 西園教授「病院内というのはかなり密な空間。密閉空間・密集空間・密接場面を避けるというが、それにかなり近いのが病院。例えば待合室とか病室もそう。特に医療関係の方は再度しっかり注意をして、気を引き締めてもらうことが大事」。

 一方で、大分医療センターでは全職員と入院患者のウイルス検査が終了しています。
 西園教授「今回の集団発生『クラスター』の全容をつかむためのデータがすべて取り終えたということで、大分医療センターのクラスターは収束に向かっていくと思う。関連している人で発生する例があるかもしれないが、ほとんどは行き止まり。『デッドエンド』というが感染の連鎖は収束するもしくはそれを把握できる状態」。それでも、依然として県内で感染拡大の恐れはあると言います。西園教授「外に新たな火種というか、どこかから出火するようなことがないとは言えないので」「(センターとは)まったく違う所でまた感染のクラスターなどが起こることに気をつけておかないといけない」

 気になるのが、収束のめどですが今後の気温の上昇などは関係するのでしょうか…。
 西園教授「湿度が高い状態だとウイルスは咳などのしぶきの中に残るのでそれが漂う時間が長くなる。亜熱帯とか熱帯の地域でもこの感染症は広がっている。暑いから収束するというわけではない。病原体自体は世の中にずっと残って、終わるという意味での収束というのは数か月どころか年単位かと思う」

 西園教授は、感染拡大防止のため特に若い人に気を付けて欲しいと話します。西園教授「感染を広げる可能性があり症状があまり出ない若い人を中心として行動を変えることが求められる。3つの密をなるべく避けるということ。若い人に気を付けてもらいたいというのは1つのメッセージ」

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