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公益財団法人 TOSみどり森・守財団

最優秀賞に山中希実さん(中津市立三郷小学校6年)

2013年01月31日更新

第4回小学生作文コンクール表彰式

地球温暖化防止キャンペーン第4回小学生作文コンクールの表彰式が1月27日テレビ大分本社で開かれました。式ではTOSみどり森・守財団の結城宣孝理事長が「皆さん素晴らしい作文を寄せて頂きました。これからも地球環境の事を思いやり、今頑張っている活動をずっと続けて下さい」とお祝いの言葉を延べました。そして入賞者一人一人に賞状と盾、副賞の図書カードを贈りました。最後に審査員長の小池一彦県教育庁義務教育課長が「審査は(1)自分の考え、主張が明確であるか、(2)体験談に基づいているか、(3)文章構成力がしっかりしているかの3点に重きを置いて審査しました。作品は写真から疑問に感じた事を調べてみたり、社会活動を通じて感じた事など、どれも自分の考えや体験を、自分の言葉でしっかり表現できていました。」と作品の講評を行いました。

最優秀賞

山中 希実さん (中津市立三郷小学校6年) 「山と川と海のつながり」


優秀賞

竹内 陽哉くん (大分市立荷揚町小学校5年) 「ぼくにも出来るエコライフ」
江藤 未来さん (大分市立東稙田小学校6年) 「自然の怒り」
高瀬 愛梨さん (日田市立三芳小学校6年) 「自然環境を守る」
井本 遥香さん (宇佐市立宇佐小学校5年) 「宇佐神宮の自然を守る」


入選

宮崎 桃子さん (大分市立西の台小学校6年) 「今の私にできること」
上岡 稀生子さん (大分市立大道小学校6年) 「上野の森で遊んで」
佐藤 涼凪さん (大分市立大道小学校6年) 「今、私ができること」
羽田 礼乃さん (豊後大野市立百枝小学校5年) 「わが家の緑のカーテン」
伊藤 美彩さん (豊後大野市立三重第一小学校6年) 「三重川をきれいにしよう」
藤原 琉奈さん (玖珠町立塚脇小学校5年) 「海辺のキャンプ」
上福 希知くん (中津市立三郷小学校6年) 「豊前海の豊かな水産資源を守る為に」
後藤 緒珠さん (日田市立三芳小学校6年) 「三芳小の環境自まん」
小川 未夢さん (豊後高田市立草地小学校6年) 「この夏、私が考えたこと」
末高 優菜さん (豊後高田市立呉崎小学校6年) 「学校で取り組んでいる事」
塚田 都美さん (豊後高田市立桂陽小学校6年) 「自然は友だち」
常盤 優菜さん (宇佐市立長洲小学校5年) 「魚が住める海に」
坂内 絢香さん (宇佐市立駅館小学校6年) 「私達の大切な緑について考える」
塚本 怜 さん (宇佐市立高家小学校6年) 「森林の恵み」
伊藤 茉里亜さん (津久見市立堅徳小学校5年) 「ゴミも燃料、もったいない!!」

(順不同)
審査会:平成24年11月21日実施


最優秀賞 「山と川と海のつながり」 三郷小学校6年 山中 希実

社会科の時間に、私たちは先生から、海の漁師さんが山に木を植えている写真を見せてもらいました。私は、なぜ漁師さんが木を植えるのか不思議に思い、みんなでそのわけを予想しました。木を育てて船にする。とか、木の実をえさにする。とか、いろいろ考えました。  そして、私たちは、そのヒミツをさぐるため、中津干がたに行ってみることにしました。中津干がたには生き物がいっぱいいました。貝、魚、エビ、カニ、カブトガニなどがいました。生き物の観察が終わったあと、水辺に遊ぶ会の足利さんがヒントをくれました。 「海には山国川から栄養がたくさん流れてくるんだよ。だから海の生き物や魚がよく育って、漁師さんが喜ぶんだよ。」 と、言っていました。しかし、私たちは、ひとつ疑問がありました。その栄養は、どうやって作られるのでしょうか。  今度は、この疑問を解決するために、山国川の源流「薬師けい谷」に行ってみることにしました。源流のまわりには木がたくさんあり、葉っぱが落ちて地面がフワフワしていました。そして、水生こん虫調査をしました。コオニヤンマ、カゲロウ、カワゲラ、トビゲラなど、たくさんのこん虫が見つかりました。調査のあと、緑の少年団の泉さんが教えてくれました。 「源流には葉っぱがたくさんあって、その葉っぱを小さな生き物たちが分解してくさらせるんだよ。その葉っぱがくさったものが栄養になるんだよ。」 と言いました。  私たちの住んでいる山国町の森林で栄養が作られ、それが山国川を下り、豊前海にそそいで、豊かな水産資源を支えているのでした。私は自然はすごいなと思いました。この自然をいつまでも守っていきたいです。

作文は原文のまま掲載しています。

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