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公益財団法人 TOSみどり森・守財団
山・川・海の係わりを学ぶ~中津市 三郷小学校みどりの少年団~
2013年07月31日更新
山の子供たちに海辺の体験を通して自然環境について考えてもうらおうという「山と海の交流事業」が7月24、25日の両日、佐伯市蒲江のマリンカルチャーセンターで行われました。
8回目となる今年は中津市の三郷小学校みどりの少年団15人が招待されました。初日の24日は開講式が行われ、財団の藤澤民雄理事長から「日ごろ出来ない事をたくさん体験し楽しい思い出を作って下さい」と激励を受けた後、大分大学名誉教授の川野田實夫先生が講師となって「水」について勉強しました。
川野先生からは、森林の腐葉土から出る炭酸ガスが雨水に溶け、炭酸水となって岩石に含まれているミネラルやケイ素、チッソなどの養分を溶かして川から海へと流れていくことを教わりました。
団員たちは「川の水」や「海の水」を霧吹きで噴霧してバーナーで燃やし、混合物の存在を確認したり、試薬を使ってケイ素の濃淡を調べたりして、海や川の栄養素にとって森林がとても大切な働きをしている事を学びました。
その後、海岸へ出て、県植物研究会会長の真柴茂彦先生と潮の引いた海岸で生き物の観察をしたり、浜辺の生物の根の様子などを勉強したりしました。