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公益財団法人 TOSみどり森・守財団
地球温暖化防止キャンペーン第3回作文コンクール入賞者
2011年01月16日更新
「美しい自然を取りもどすために」大分市立荷揚町小学校6年 竹内 愛衣
「自然の保存」宇佐市立高家小学校6年 塚本 向陽
「小さなお手伝い」大分市立西の台小学校5年 宮澤 華菜
「今、私ができること」大分市立大在西小学校5年 小野 有里佳
「私たちにできること」大分大学教育福祉科学部附属小学校5年 佐藤 千優
比永 歩美(大分市立大在西小学校5年) 渡邉 ありさ(日田市立桂林小学校6年)
青柳 乃愛(大分市立明野北小学校5年) 田島 晶美(佐伯市立佐伯小学校6年)
安部 瑚々乃( 〃 ) 田島 晶美(佐伯市立佐伯小学校6年)
高倉 綾乃(大分市立明治北小学校6年) 川辺 結愛(佐伯市立西浦小学校6年)
草野 雅貴(大分市立東稙田小学校6年) 畠山 千聖(津久見市立堅徳小学校6年)
田中 奈瑠美(中津市立大幡小学校6年) 武田 響介(豊後大野市立三重第一小学校6年)
西野 まき( 〃 ) 玉田 ことね( 〃 )
小林 宥希(中津市立三郷小学校5年) 武生 梨沙(豊後大野市立清川小学校6年)
( 順不同・敬称略)
私は今年の夏休み、竹田市の「白水の滝」という所に遊びに行った。私はこの川の水がとても冷たくてきれいなのに大変おどろいた。大分県でも、川の上流あたりではこんなにも川の水がきれいなのだ。どうして竹田の水はこんなにきれいなんだろう。図書館の本で調べてみることにした。 そして、水のきれいさ・豊かさには「森林」がとても重要な役割を果たしていることがわかった。雨水をたくわえたり、水が地下を流れて川まで行く間に水をろ過してきれいにしたりする。これらの大切な役割を森林は一日も休まず果たしてくれているのだ。また、緑の木々は二酸化炭素を吸って酸素を出すという「光合成」によって、空気もきれいにしてくれる。つまり、森林を増やせば川はきれいになり、空気ももっときれいになるのだ。 私が住む市街地は、車の通りもはげしく、買い物や通学には便利だが緑が多いとは決して言えない環境だ。この環境の中で出来ることが私たちに何かないだろうか。 一つめは、家庭などでリサイクルなどに進んで協力することだ。例えば、紙の原料は主に木だから新聞や牛乳パックをリサイクルしたり、再生紙を使った商品を買うようにすると、私たちにも森林を守る手助けができると思う。 二つめは、自分の地域の活動にも進んで参加することだ。川の清そう活動で川のゴミをなくしたり、まだやったことはないけれど、できれば植林活動にも協力してみたいと思っている。 これから私は、川のことだけでなく今問題になっている地球温暖化にも目を向けて、「省エネ」などのさまざまな活動を進んで実行していこうと思う。
最優秀賞 「自然の保存」 宇佐市立高家小学校6年 塚本 向陽
休みになるとよく兄と魚つりに出かける。近くの川の水は透明で、川底までよく見え、水面は日光で照らされて反射している。そっと手を入れると、手の表面がすけて見え、冷たい感触が伝わる。体全体がひんやりとなっていやされる。 ぼくは、自然の風の中で過ごす、この空間が好きだ。魚を取ることも楽しいが、やはり、川に来て、川のせせらぎを聞いて、自然の中でゆっくり過ごすのが楽しい。 しかし、川に来て思うことは魚の種類が少ないことだ。ドンコ、フナ、チチブなど。しかし父は昔、家の近くのみぞで、メダカや、カブトガニが取れたことを話してくれた。今はいないので、とてもうらやましい。 国際自然保護連合は今、世界で二十分に一種の生物が絶滅していると述べている。鳥類の、八種に一種、ほ乳類の、四種に一種が消えているという。つまり、毎年七十二種の生命が地球から消えていることになる。 国際ミレニアム生態系アセスメントは、二千五十年には、環境破壊で人類の生存は不能であるという警告を出している。今年の四月に、掘削パイプが折れて、メキシコ湾に大量の海底油田からの原油が流れ出た事故があった。テレビに映っていた油まみれのペリカンは、どす黒くなった海で油まみれのえさをとり、食べ続けている。ペリカンについた原油を、地元の自然保護団体の人たちがふき取っていたが、何度ペリカンを洗い流しても、一度黒ずんだ体は、二度と洗い落とせないことも分かった。 動植物が安全に住むことができない環境、そしてきれいな海、山、川が失われていることは許されない。ぼくたちは、地球の存続について、もっと知識を持ち、ぼくたちの住んでいる環境を守るために、地球人として取り組みをする必要があると思う。
※作文は原文のまま掲載しています。