TOSについて

公益財団法人 TOSみどり森・守財団

「山と水の話」や「浜辺の自然観察」を勉強  日田市・高瀬みどりの少年団

2014年09月03日更新

当財団では、日ごろ、山で活動しているみどりの少年団に川や海の事も体験してもらうことを願って、「山と海の交流事業」として山の子どもたちに海での体験研修を助成しています。

9回目となることしは日田市の「高瀬みどりの少年団」39名が豊後高田市にある県香々地青少年の家で8月7日、8日の日程で体験研修を行いました。

開会式では財団の藤澤民雄理事長から「日ごろ接することのない海の自然を身体中で楽しんで下さい」と激励の言葉をいただいた後、さっそく大分大学名誉教授の川野田實夫先生から水のあれこれについて話がありました。

川野先生は「森林の腐葉土から出る二酸化炭素を溶かした雨水が、炭酸水となって岩石を溶かし、そこから溶け出した栄養塩が川を通って海に流れ込むなどと、実際に試薬を使って三角フラスコに入れた「雨水」「川の水」「海の水」の養分の違いを演示実験しました。 子どもたちは先生を取り囲みフラスコの水の変化の様子を興味深そうに見つめていました。

カニの様子を観察する団員たち
磯の植物の説明を聞く団員たち



続いて子どもたちは、近くの磯に移動し、環境省環境カウンセラーの宇佐市の大塚政雄先生にカニのオスとメスの見分け方を教わるなど海の生物の自然観察会を行いました。子どもたちは普段見ることのない生物を手に取るなど興味津々でした。
その他、浜辺の清掃をしたりして、里山では味わえない夏のひと時を楽しみました。

 事務局長 生野克己

最近の記事

バックナンバー